ムラサキ


どうして二人の足元さえ歪んでしまったの?

 

甘美でちょっと不吉な旋律に酔わされて

実なんか無い胡桃を気にかけてた

 

無力だったのにその手を握り締めて笑って

殻さえ無い裸の胡桃を追いかけてた

 

不思議なひとときだったね

でも確かにあのとき僕は澄んだ涙を捧げてた

嘘ではなかった 嘘でもなかった

 

今は決して混ざる筈の無い赤と青が

決して混ざってはならない赤と青が

まばゆいくらいの美しさで私の悲しみを染め上げる

 

でも

紫 なん て あん なの 色じゃ ない よ



恋人と軋轢が生じ、
挙句の果てに浮気されてしまった・・
悲しい女の子の詩を書いてみました。
・・フィクションです(笑)



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